ひまわりの会 ひまわり幼稚園
Community-Based Japanese Heritage Language and Culture Program
Philosophy
教育理念
日本語で表現できる喜びと自信をつける。
一人一人を見つめる教育をおこなう。
教材・教具の研究がされ、日本語指導技術の向上に努めている当プログラムでは、
日本語指導・日本文化・習慣を通して、
「豊かなことばの育成(話す・聞く・書く・読む力を伸ばす)」を目標としております。
教育方針・アプローチ
Policy

1.
実体験から学ぶ:心に残る教育
幼いころの思い出は、大人になっても心に残る大切な宝物です。この時期に、日本の四季の行事や生活の中の習慣、伝統文化を体験することで、子どもたちは日本語の理解を深め、心豊かに成長していきます。ことばと文化を結びつけながら、日本の美しさやあたたかさを感じ取る力を育てます。
季節行事:春のこどもの日、夏祭り、秋のお月見や運動会、冬のお正月、節分など、四季折々の行事を通して、日本の文化を楽しく学びます。
習慣と生活: 「いただきます」「ありがとう」などの挨拶や、食文化、礼儀作法を通して、日本の生活に根ざした習慣を学びます。
文化活動:折り紙や書道、伝統音楽などの体験を通して、創造力や集中力を育てながら、日本の伝統文化に親しみます。

2.
友だちとの交流を通じた言語教育
友だちとの遊びや会話は、ことばを学ぶうえでとても大切なステップです。子どもたちは、友だちとの関わりの中で日本語を使いながら、自分の気持ちをのびのびと表現する力を育てていきます。こうした体験を通して、ことばで気持ちを伝えることの大切さや楽しさを学びます。
日本語での自由な表現:日常の会話やアクティビィを通じて、友だちとのやり取りを楽しみながら、日本語を使う力を育てます。
感情の表現:「うれしい」「かなしい」「たのしい」など、自分の気持ちを日本語で伝える練習をします。ことばで気持ちを表すことで、相手の気持ちを理解し、思いやりの心を育みます。
集団活動:グループでの行事や制作活動を通して、協力することの楽しさを学びます。
友だちと力を合わせることで、コミュニケーション力や社会性を身につけていきます。

3.
グローバル・シチズンシップ教育
世界の国々や文化に親しみながら、地球や社会のことにも関心を広げていきます。
国連のSDGs(持続可能な開発目標)など、身近なテーマを通して「どうしたらよいかな?」と考え、友だちと力を合わせて工夫する気持ちを育てます。
遊びや学びの中で、子どもたちは「みんなが幸せになるために、自分たちにできることは何だろう?」と考えます。
小さな手でも、世界を少しずつ変えていけることを感じながら、思いやりと行動する力を育てます。
未来をつくる子どもたちは、身近な活動を通して、自分の行動がまわりの人や環境にどんな影響を与えるのかを学びます。

4.
親子参加型の教育
教育は教室の中だけでなく、家庭にも広がっていくものだと考えています。そのため、保護者の方と一緒に取り組む親子参加型の日本語プログラムを実施しています。日常の会話から読み書きまで、さまざまなアクティビティを通して、日本語の力を育てていきます。
家庭と園が一体となって、子どもたちの豊かな言葉と心を育てます。
家庭学習のサポート:ご家庭でも日本語にふれる時間を持てるように、クラスに合わせたワークシートなどをお渡ししています(クラスによって)。おうちでの会話や学びを通して、保護者の方が子どもの日本語学習を楽しくサポートできる環境をつくります。
保育参加:保護者の方にも、クラスに補助として参加していただく機会があります。子どもたちがどんなふうに学び、成長しているかを間近で見ることができます。クラスでの学びとご家庭のかかわりがつながることで、子どもたちの学びがさらに深まります。
